2013年4月28日日曜日

急に思い立つことが多くて・・・小机城

近頃、こういうことが結構多い・・・

前もってまったく城攻めを予定していなかったのに、たまたま近くを通りかかって、時間も多少あるので立ち寄ってみようかな・・・的な城攻め。

今回も結局そのパターンで、しかももうすぐ夕暮れという時間帯だったんですが、「山城ではないし、え~い行ってしまえ~!」のノリで初小机城です。

だから、もちろん前もって予習なんかしてないし、その上縄張り図なんか用意してあるわけもない・・・

ので、現地の案内板で一夜漬けならぬその場漬け~☆


でも、この図じゃようわからん(笑)

小机城は文明9年(1477年)長尾景春の乱の際に豊島一族と小机弾正らが約2ヶ月にわたって籠城し、扇谷上杉氏家宰の太田道灌が攻め落した城です。

その後、小田原の後北条氏の進出で「小机衆」の拠点となり、その時代に大々的に改築がされたようです。

カーナビで見ると「小机城址市民の森」となっているので、なーんも考えずにナビにしたがって行ってみると・・・どこに車を置けばいいんだ~?

「城→」の看板や張り紙にしたがっていくと、車のすれ違いもやっとの住宅地に入り込んでしまって、住民の冷たい視線にさらされるし・・・

仕方なく、日産スタジアムの見える畑の農道(?)に車を置いて、のこのこ歩いて小机城のある岡に登って行きました。



根古谷、ひらがなで書くとみょーにかわいい♪




山はまるっと「竹やぶ」で覆われています。
わざとなのか・・・おかげで風情はあるのですが、遺構が見づらい(^^;)

真ん中の写真、一応、段々に腰郭状になってるんですけどね~
写真に撮ると、余計にわかりづらくて困ります。

でも、「市民の森」というだけあって、散策路はしっかりと整備されていて歩きやすいです。
ところどころに一応案内板もあるし。

線路沿いの住宅地から竹やぶの中の散策路をあがっていくと、あがりきったところでT字路状の分かれ道。

右が二の丸、左が本丸。そして真正面が・・・


いきなり大きな空堀~!

そして左手に向って空堀にかかる土橋をわたると、土橋は本丸の入り口の冠木門に続いておりました。



本丸から北側を見ると、そこにも本丸周囲を取り囲む空堀が。
ちなみに西側をのぞきこむと、すぐ下に第三京浜国道が、小机城域のある岡をぶった切って走っています。

あるいはそのあたりにも遺構があったのかもしれませんが、すっかり失われてしまったのでしょう。。。

本丸の東側から土橋を渡ると、そこは馬出し曲輪風になっていて、端っこは櫓台跡の看板が立っていました。

なるほど、櫓台跡から眺めると、先ほどの「T字路」から左右に伸びる細長い「通路」を空堀越しに狙い撃ち~♪

そして、その「通路」はそのまま堀底道になり、右側の写真の道で櫓のある曲輪と二の丸の間の土橋に上がってきます。

こ、これは・・・北条流築城術でよく見られる岸縁入路~?!


この写真の左手から、その「岸縁入路」があがってきてます。真正面の小高いところが馬出し風の曲輪です。

案内板によればこの手前に「井楼跡」があるみたいなんですが、まったくわかりませんでした(汗)。

二の丸から散策路が堀底に続いています。
降りてみると、この空堀のすごさがよくわかる・・・!


ちょうど案内板を読んでる人がいたので写しこんでみました。
人の大きさと比べると、堀の深さがよくわかります。

この頃にはかなり陽も傾いてしまって、写真もオールぼけぼけになってしまったので、このまま「岸縁入路」を伝って車に戻ることに。



いや、なまじ予習をしていかなかったせいか、思ってたより遺構のインパクトすごくて、感動しました!

登り始めがすでに夕方で日が翳りかけてたので、日が沈むまでに~!と、とにかくポイントの写真を撮っては走り回って、じっくりと見なかったので、今度はちゃんと縄張り図入手して、もうちょっとじっくり見たいなぁ・・・



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